登山初心者が感じる登山の魅力【趣味が欲しいなら山に登ろう!】

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登山を始めてから4つの山を登りました。まだ4つしか登ったことのない登山超初心者ですが、紹介したい登山の魅力がたくさんあります。
今回の記事は、登山に誘われるけど何が楽しいのかわからない、何時間もかけて山に登る理由がわからない、やってみたいとは思うけど体力ないし不安、何か自分にも趣味が欲しいなあ…そんな疑問が解消されて“登山やってみようかな…!”のきっかけになれば嬉しいです。
装備やルールについても解説していますが、今回は登山初心者向けの記事なので、実際に登頂した標高約800~1400m程の山を目安として解説をしています。本格的な登山であればもっと装備を十分にする必要があります。今後登山レベルがアップしたら、過酷な登山での装備の紹介や山小屋泊やテント泊の魅力!なんていう登山記事が書けたらなあと思います。

登山初心者が感じる登山の魅力9つ

魅力1 普段あまり見ることのない早朝の景色

山には明かりがないので明るいうちに登って、明るいうちに帰ってくる必要があります。15時の下山を目標に登山計画を立てるのが良いでしょう。私の場合朝の8時までには登り始めます。となると家を出発するのがいつも朝の6時前。秋から冬にかけての朝はまだ暗く、普段見られない朝日を見ながら山へ向かいます。一日の終わりの夕日もきれいですが、休日の一日の始まりの朝日は格別です。早起きつらいけど早起きしてよかった!と思えます。

魅力2 自然の素晴らしさを肌で感じられる非日常の世界

普段の生活で周りを見渡したとき、コンクリートの建造物で溢れていませんか?人で溢れていませんか?よく緑には癒しやリラックス効果があるとされますがその通り。ただの木の集合体ですが、視界いっぱいに広がるとそれは非日常の世界です。空っていつもは遠いけど、山に登ると近くに感じてとても気持ちがいいです。実際には地上とそんなに変わらないんでしょうが(笑)不思議です。

魅力3 一緒に登る仲間と感動の共有

一人でも登ってみたいと思うのですが、初心者なので一人登山は未経験です。山に登るきっかけは職場の同僚がくれました。“登山部”なるものがあって所属部員の年代は下は20代から上は70代まで!興味があるなら行こうと誘ってくれたのがきっかけでした。とても感謝です。その仲間と4つの山を登りました。一緒じゃなかったら登頂は無理でした(笑)なんせ体力がないので“がんばれ~!がんばれ~!”と70代のおじいちゃんに30代の私が急かされながら登るのですが、“限界なんだよ!これでも頑張ってんだよ!”と腹を立てつつもその声援がなければ途中下山でした。そんな中でも周りを見渡すと非日常が広がりその都度きれいな景色と体力の消耗具合を共有しながら登れることで幸せを感じられます。
興味はあるけど一人では勇気がない、一人では行きたくないけど一緒に登山する人もいない、興味はあっても一人じゃ無理だし仲間が欲しい!そんな人は“登山サークル 【お住まいの地名】”で検索をしてみてください。たくさん出てくるので興味のあるものにぜひ問い合わせ、参加してみてください。

魅力4 登山者同士での気軽なふれあい

登山中たくさんの同じ登山者の方とすれ違います。すれ違うときに必ずと言っていいほど“こんにちは~”と挨拶をします。人見知りでもかしこまったものではないので気軽にできます。たまにすれ違いざまに軽く会話したりすることもあります。見ず知らずの人とここまで気軽に会話できる環境も珍しいのではないでしょうか。

魅力5 景色が次々に変化する楽しみ

当たり前ですが最初から山々を見下ろせるわけではありません。砂利道、木の幹で覆われた道、10歩歩いただけで高低差が数十メートルにもなる道、山頂までの道筋が見える道、登山中にはいろいろな道があり景色があります。道中山頂にはまだ着かないのか!と思うこともありますが(笑)山頂からの景色はもちろん、次々と変わる景色は全く飽きません。様々な角度から見る山は普段目にすることのない景色なので目の保養になるし、脳にも良い刺激になっているような気がします。

魅力6 山頂からの景色【感動】

言うまでもなく山頂からの景色が見たいから山に登ります。そりゃあ、感動します(笑)つらい道のりも山頂からの景色を見た途端吹っ飛び、達成感がすごいです。山によっては途中まで車やロープウェイで行けて山頂から景色を眺められる山もありますが、個人的には徒歩でしか山頂には行けない山の景色を見ているときはより達成感と感動が大きいです。

魅力7 山頂でのごはん【何を持って行ってもおいしい】

一生懸命登った山の頂上で食べるごはんはおいしくないわけがないのですが、本当にいつものコンビニのおにぎりが不思議と何倍にも増しておいしく感じます。何を食べてもおいしいのですが、特におすすめなのは秋冬の山頂での温かい食べ物・飲み物です。一緒に登山をした仲間がコーヒーを持ってきてくれていて、そのコーヒーを山頂で飲んだときのおいしさは感動しました。私の次の目標はうどんやラーメンのインスタント食品を山頂で食べることです!

魅力8 登山後の温泉が最高

登山に行くとき山の近くの温泉を検索してから行きます。温泉皆さん好きですよね?普通でも最高の温泉。ドッと疲れた体で入る温泉は普段と違う感覚でより気持ちいいです。体のためにも登山の後は体をしっかり労わってあげたいですよね。

魅力9 登山ウェアや登山グッズでテンションが上がる

個人的に形から入るタイプだからかもしれません(笑)金額は高いものばかりですが、普段着る洋服とは違う性能に感動しました。高いものには理由があるんですね。登山用品ブランドの“モンベル”でダウンジャケットを購入しました。登山は気温の変化が激しいので登山中に上着を着脱して調整しながら登ります。着ればものすごく温かく、なおかつ脱いだ時にもコンパクトに圧縮できリュックの中にしまうことができてすごく便利です。値段は確か2万弱くらいだったかと思いますが、それだけの価値があると思います。種類が豊富で色とりどりで、自分のニーズやレベルにあったものを探し、見た目も性能もぴったりなものに出会ったときには嬉しさが込み上げてきて一刻も早く登山したい!という気持ちになること間違いなしです。

初めての登山のときにまず準備したい登山道具4選

  • 登山靴
  • 登山用靴下
  • かっぱ
  • つば付き帽子

1.登山靴

登山靴はぜひ準備してもらいたい…!ですが決して安い買い物ではありません。続けるかわからない場合は運動靴でも代用は可能ですが、やはり登山靴のほうが足の負担を軽減してくれ、凸凹した山道を歩くには安心です。しかし、安くても1万円はします。相場は2万円前半の印象です。種類も様々ですので購入の際は必ずお店に行き、スタッフさんにどのような山を登るのを想定しているのかを伝え試着をしながら選びましょう。

2.登山用靴下

登山用の靴下は普段の靴下と違い厚手で、速乾性とクッション性に優れています。登山靴と同様足の負担を軽減してくれます。登山で一番大切な足ですので負担を少なく、安全に怪我なく楽しむためにも靴と靴下はぜひ購入をおすすめします。

3.かっぱ

山の天気は変わりやすい…その言葉通り晴れていても急な雨などの天候不良は登山にはつきものです。まずは100円ショップのもので十分かと思います。登山を続けていこうと思えたらおしゃれなレインウェアを買いましょう!

4.つば付き帽子

紫外線を防ぐのに必須アイテムです。日差しが強いと帽子がないだけでも体力が消耗します。目への紫外線の負担も軽減できます。

登山を続けていこうかな!と思えたら購入したい登山道具4選

  • ベルト付きリュック
  • ストック
  • アンダーウェア
  • ダウン

1.ベルト付きリュック

リュックが背中で揺れると思っている以上に体力が消耗します。無駄な体力の消耗を防ぐためにも肩と腰にベルトのついたリュックの購入をおすすめします。実際に登ってみるとわかりますが、ベルトがあるのとないのでは体への負担が全然違います。荷物も少なくないのでできる限り快適に負担の少ない状態で登れるよう装備を整えるのがポイントです。

2.ストック

ストックを持つと本格的な登山!という感じがしますよね。いわゆる杖です。そこまで要らないと思われるかもしれませんが、あるとかなり楽です。場面によっては使用せず荷物になることもありますが、ベルト付きのリュックにはだいたいサイドにストックの収納場所がついているものが多いのでそこに収納しておけば両手が空きます。ストックがあると体のバランスも取りやすく、足への負担が分散されます。ストックも靴と同じように重さ、素材、長さなどたくさんの種類があるので、どのようなものを購入したらいいのかわからないと伝えるとタイプ別に説明してくれると思うのでお店で聞きながら自分に合ったものを選ぶことをおすすめします。安いものは2本で2千円から、高いと2本で8千円程のものもあります。ストックは1本ずつで販売されていて1本しか使わない人もいます。個人的には2本あるといいと思いますが、そのあたりも購入時お店で聞いてみてください。

3.アンダーウェア

汗をかいたときに素早く吸って素早く乾く材質のものであると快適に登山を楽しめます。冬には汗をかいても冷えにくいといった材質のものがいいかと思います。登山用品店やスポーツ用品店で購入できます。これもお店の人に聞くのが手っ取り早いと思います(笑)

4.ダウン

登山用品店で売っているダウンは高価ですが性能がとてもいいです。山は天気も変わりやすければ気温も変化しやすく体感温度の差が激しいです。登山は重ね着が基本でその場その場で着衣を調整し登っていく必要があります。薄手で収納に困らず、なのにものすごく暖かい。1枚は購入すべきアイテムだと思います。

登山当日の持ち物一覧

  • 登山靴
  • 登山用靴下
  • かっぱ
  • 帽子
  • 汗拭きタオル
  • 上着
  • 山頂で食べるお昼ごはん
  • お茶
  • エネルギー補給ゼリー
  • 行動食(カロリーメイトなどの歩きながら食べられるもの)

装備については上記で述べた通り。エネルギー補給ゼリーや行動食は荷物になりますが持っていくと本当にパワーになり快適に登山ができます。キツくて食べられないなんてときにも少し無理にでも口に入れると登っている最中にあれ?なんか体が楽…!と感じられるはず。
登る山によってはまだまだ準備するものが必要ですが、今回は初心者でも登れる日帰りの山を想定していますのでこのくらいの装備、持ち物で十分かと思います。

登山初心者が知っておくべき最低限のルール5選


1.基本登りが優先

下りの人を優先させてしまうと落石の危険があり、下にいる登りの人に当たってしまう危険があるため登山では登りが優先です。しかし例外もあります。登りの人がゆっくり登りたい場合には下りの人に譲ることもありますのでそのときには臨機応変な対応をしましょう。

2.すれ違うときには挨拶を

会話をする必要はありません。こんにちは~と軽いもので大丈夫です。絶対にしないといけないというものではありませんが、したほうが気持ちいいですし、見知らぬ人にも挨拶をするのが登山では一般的です。硬くならず気軽に挨拶してみましょう。

3.ごみは持ち帰る

当たり前ですよね。山の美しい自然を壊さないために、登山者全員が気持ちよく山に登れるために必ずごみは持ち帰りましょう。

4.登山道を外れない

安全が確保されている登山道と違い、道を外れてしまうと危険です。山によっては転落などの事故につながる場合もあるので登山道からは外れないようにしましょう。

5.無理はしない!

人にペースを合わせる必要はありません。無理をすると危険な事故にもつながり、他の登山者にも迷惑をかけてしまいます。自分の体力の限界、状態を把握した上で登山を楽しみましょう。

体力に自信がなくても登山はできるのか【結論:できます】


私は30代です。小学生のときに運動部だっただけで、その後は全くといっていいほど運動とは関わってきませんでした。嫌いなわけではなく、したい気持ちはありましたがする機会もなく仲間もいなかったので体力も普段の生活と職業が給食関係で大量調理だったため、腕の筋肉だけはありました(笑)
正直最初は本当にきつかったです(笑)今は笑えますがそのときは笑えないほどに。最初に友人に借りた登山靴で中級寄りの山に登ってしまったこともありますが、往復で8時間近くかかりました。まずそんなに歩いたことがありません(笑)最後には足はガクガクで体は限界でしたが達成感が溢れ、嫌な疲れとは違いました。
懲りずに何回か山を登っているうちに、あれ?なんか止まる回数減ったな…
水分・エネルギー補給の回数減ったな…!って感じであえて山を登るために体力を作らなくても自然と楽しめるようになっていました。
体力があるに越したことはないです。余裕があれば景色や空気も楽しめるし、怪我や事故の可能性も少なくなります。
まずは最低限の自分に合った装備を整えてから山に登ってみてください。たくさんの登山の魅力が見えてくるはずです。

まとめ


登山には日常では感じられない魅力がたくさんあります。何か趣味が欲しいなぁ…なんて方にも自然が好きならぜひ登山をしてみてください。山頂からの広大な自然を目の前にしたときの感動をぜひ味わってください。

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